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SIN CITY

約6分

コンニチハ、END です。   久々にクルマの出てくる映画紹介シリーズ。 今回は、 SIN CITY 2005年 アメリカ映画   では早速、どんなクルマたちが登場するのか、 同型車の参考画像 を用いてご紹介。 ’55 Chevy の 2-Door Sedan が登場します。 勿論・・・ こんなハードコアなのが登場するハズはありません。。。 出てくるのは Police Car です。   Police Car だけでなく、一般車も ステキなクルマ が不意に続々と登場しまして、 例えば、シボレー・コルベア。 空冷・水平対向 、 リア・エンジンのアメリカ車として有名なクルマですが ・・・右側は!?   そしてAir Cooled のFlat-4 と言えば、VWですが、 VW ではなく、 Porsche 550 が登場。 映画にオープンカーは定番ですね。 なので、 ’59 Cadillac のコンバーも登場。 さらに、 ベビーサンダーも。ただし雨のシーンなのでハードトップ、屋根アリでした。 ちなみに参考画像は ’56 ですが、映画には ’57 が登場です。   その他 珍しい車両では、 ’57 Chevy Bel Air 、2-Door Wagon の・・・ NOMAD Bピラー 及び 以降のルーフ形状、 そしてテールゲートが 特徴的な モデルでした。   この他にも まだまだ「おっ!」と思わせるクルマがチョイチョイ登場してきますが、 撮り貯めた参考画像の無い車種は割愛。無いものは紹介出来ないので・・・ Parking や 各地のイベントでいろんなクルマ観る度に、いろんな映画を思い出してしまいます。 楽しませて下さった皆様、有難うございました。   さて、こんだけクルマの話題を振っておいてナンですが、 あくまでチョイ役程度の登場なので、これだけを期待すると肩透かしです。悪しからず。 でも強烈な印象を残してくれる事でしょう。   こちらの映画、 もともとは フランク・ミラーという方の コミック (Graphic Novels;劇画) が原作でして、 その原作の「世界」「画」がそのまんま映像化されています。 架空の街・時代を舞台に、白黒フィルム映画やコミック的な動き・カット割りで、 モノクロ映像の中に、時折 差し色的にビビッドなカラーが画面に現れ、 スタイリッシュな映像が斬新で魅力的。 この映画の監督・脚本は、原作者とともにロバート・ロドリゲスとい方がやっており、 他の製作・監督作品にも通じる作風でして、 荒唐無稽とも云える話の展開や、普通の映像では絶対見たくないような 暴力、残虐、グロいシーンの数々が、意外とスンナリ観る事ができてしまうし、 ナゼかスタイリッシュで、セクシーでカッコ良かったりしてしまうのです。 (但し、好き嫌いはハッキリ分かれるでしょう。 真面目な方、お上品な方、お子様、 お食事中の方にも オススメしないR-15指定映画です) ちなみにこの監督さん、 クエンティン・タランティーノ と 親交が深く、このお二人の映画はどちらも 粋なセリフの数々、そして登場人物たちが面白く、時間軸が交差し、 ストーリーや主人公がクロスしたり、シュールな物語展開も魅力的なので、 初めて観た時は衝撃的、そして何度観てもいろいろな面白さがある映画ですね。   さて、そんな魅力の数々が今回の「SIN CITY 」にも溢れています。 映画の宣伝やあらすじ紹介では、 斬新なバイオレンス・アクションという側面が強調されますが、 軸となるストーリー、描かれる人物描写とセリフが やっぱり良いのです。   映画は3話 (実質4話)と、 プロローグ・エピローグからの オムニバス となっており、 3人の男がそれぞれ主人公となり、ひとりの女の為に権力に戦いを挑むといった話です。   この3つのストーリー、3人の主人公の内、 ミッキー・ローク演じる、強面の前科者マーヴ、 ブルース・ウイリス演じる、退職直前の刑事ハーティガン、 この2人が とくに良い。   マーヴという男、誰からも理解されないが、顔とやり口が狂暴なだけで、 筋を通し、とても純粋で、いじらしいほど真っ直ぐな男。 「地獄とは何の目的もなく生きることだ」・・・   そしてハーティガン。正義感と使命感に満ちた実直な男なのですが、 劇中2回のクライマックスで、 「老いぼれは死に、若い娘は生き続ける。文句ない。」 と、それぞれ言い残すのですが、 1回目は警察官としての使命を全うして、そして2回目は・・・   といった感じで、 共に屈辱的な汚名を自ら背負ってでも、 守るべきもの、果たすべきことの為に 散っていくというストーリー。   悲しいですが、思わず「武士道と云うは、死ぬことと見つけたり」 そんな言葉が浮かんでしまう、不思議と日本の時代劇を彷彿とさせる物語。 ??? そう感じたのは、あながち思い過ごしではないかもしれません。 この原作者のフランク・ミラーさんは、 実は日本の時代劇漫画「子連れ狼」の大ファンらしく、 U.S.版コミックにもその名が!? (「子連れ狼」に関しては、以前の当ブログでもご紹介してますので、お暇な方は・・・)   この「子連れ狼」、アメリカに紹介された日本の漫画の中では初期にあたり、 日本を代表する漫画として評価も高いそうです。   今でこそ、 アニメ や OTAKU 文化??が アチコチで受けているらしいですが、 最初は日本人独特の美学が Cool に受け取られたのではないでしょうか。 映画「七人の侍」 と 「The Magnificent Seven (荒野の七人) 」 の例もあるし。   やっぱり海外の方がストレートに日本をイメージする言葉は、 「武士道」なのかもしれませんね。   ちなみに、 2008年YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW(HCS) にゲスト来日した Tom Foster が、日本に感動・影響を受けた後に製作されて、 HCS 2009 に再び招待されたこちらのH/D、 その名は ” BUSHIDO “ (武士道)でした。 そんな Tom Foster さんは、今年のHCS 2015 に再びGuest として来日されます。 今度はこんな KUSTOMとともに。 (こちらは現在発売中の MOON ILLUSTRATED Vol. 15 に紹介されております)   さて、 「武士道と云うは、死ぬことと見つけたり」 という言葉、 別に 死や 散る事 を 薦めている訳ではございません。 恐れず、ためらわずに、覚悟を決めて 清く生きろ という事。   死ぬ事は、究極の恐怖、逃げたい事の例えであり、 迷いや逃げる事、言い訳を考えていては、 進むべき道を誤ってしまうという 戒め・心構え なのです。   言葉だけを鵜呑みにしないで、そのスピリッツが大事。 今の世の中には そぐわないのかも知れませんが。   たまには浮世を離れて、 物語の世界もいいと思います。   -END-

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